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【映画レビュー】マイ・インターン

アマゾンプライムビデオを探っていると、大好きな映画「マイ・インターン(My Intern)」を見つけた。映画館で観たときは、とても後味のいい映画だなとの印象が残っていたので、再度観てみることにした。

 

マイ・インターン あらすじ

華やかなファッション業界で成功し、結婚してプライベートも充実、現代女性の理想の人生を送るジュールズ。そんな彼女の部下にシニア・インターンのベンが雇われる。最初は40歳も年上のベンに何かとイラつくジュールズだが、いつしか彼の的確な助言に頼るように。彼の“豊かな人生経験”が彼女のどんな難問にもアドバイスを用意し、彼の“シンプルな生き方”はジュールズを変えていくー。そんな時、ジュールズは思わぬ危機を迎え、大きな選択を迫られることに!

 引用元:映画『マイ・インターン』オフィシャルサイト

 

この映画、何度見ても最初に方に胸がぎゅーっと締め付けられる場面がある。

 

シニア・インターンとしてベンが配属された先はジュールズ(社長)直属のインターン。ベンは、やる気に満ち溢れているが、ジュールズからは「正直に言うと、任せる仕事がない。社員の手前、自分の直属に一人インターンを配属させた。」と言われてしまう。転属の提案も受けるが、ベンはそれを断る。「仕事を任せるときはメールする。」とジュールズに言われるが、一向にメールはこない・・・

 

この場面、前の会社にいたときの自分とすごく重なって、辛い思いが呼び起こされる。

周りの人が忙しく働いているのに、自分には仕事がないって、とても辛いんだよね。

仕事が忙しいことよりも仕事がないのに出社しなければならない状況の方が100倍辛い。存在価値を否定されているような・・・・。僕もそんな状況に陥って辛かったから、ベンの気持ちが痛い程わかって、何度見ても胸が締め付けられる。

 

でも、ここからはベンの凄いところで、社内で困っている人の手伝いをしたり、物が山積みになっているデスクを片付けたり、プライベートの相談に乗ったりと、人当たりがよく、気が利くので、みんなに好かれていく。

耐えられなくて、会社をやめちゃった僕とは大違い!

1度は、自分の配属から異動させようとしたジュールズもだんだんベンを頼るようになっていく。

 

ベンは時代の変化を受け入れ、昔の価値観を押し付けることなくアドバイスし、決して上から目線になることなく若い人と対等に接する。

フェイスブックに挑戦するし、若者と一緒に無茶をしてはしゃぐし、悩み事を聞くと優しいアドバイスを返してくれる。

年が2倍近い若者と友情だって芽生えている。

その上、ハンカチを持ち歩く紳士だ!

 

40年後。。。。自分がシニア世代になったときには、ベンのようにありたいと思った。新しい技術(今で言うスマホやパソコン)は、歳のせいにして使いこなすのを諦めたくなし、歳食っているからと言って、自分の価値観を押し付けるような人間にはなりたくない。

時代の変化に柔軟に適応し、しかし、昔ながらの心は忘れずに誰に対しても対等に接するような、そんなシニアを目指して人生の後半を過ごそうと思う。

そんな、自分の老後?を考えさせられるような映画だった。