ゆるーい日常

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【感想】「東京女子図鑑」は人間のドロドロした感情を垣間見れる

アマゾンプライムのオリジナルドラマ

 

東京女子図鑑

 

公式ページによるあらすじ

主人公・綾(水川あさみ)が23歳で上京してから40歳になるまで、東京だからこその価値観や事象に翻弄されながらも強く生きる女性の人生模様を、その時々に暮らす街を背景に恋に仕事に、悩みつつも成長していく過程を描く。

 引用:アマゾンプライムビデオ

 

「東京に引っ越してきたし、私も東京女子(?)になったわけだし、観てみるか」と軽い気持ちで見始めたんだけど、面白くてハマってしまった。

 

女子同士のマウント、嫉妬、本音、そんな人間のドロドロした感情をみることができて面白かった。

我ながら悪趣味だ。

 

【注】ネタバレあり

 

このドラマは「人から羨ましがられる人になりたい」と幻想を抱く高校生の綾からスタートする。

田舎では可愛いと言われていたものの、初めて行った渋谷・原宿ではスカウトマンに見向きもされず、現実を突きつけられる。

大学卒業後に上京し、東京での仕事、恋愛、生活が描かれる。

 

このドラマの面白いところは、主人公やその周りの登場人物がカメラ目線でインタビューに答えるように本音を語るところ。

 本来ならば観ている側が想像しなくていけない脇役の本音をバンバン見ることができる。

しかもドス黒い本音を…。

 

例を出すと、「キャリアウーマンVS合コン三昧のキラキラ女子」の戦いはマウントしまくりのドロドロしまくりで怖かった。

美人だけど下品な女を合コンに呼ぶ理由が、合コン開催の撒き餌(写真を使っていい男を集める)にして、合コン中はダメ男のリトマス紙(こんな女に言いよる男はワンチャンを狙っている軽い男)として使うってのもこえぇーーーーってなった。

 

綾の仕事や収入、生活の変化によって、三軒茶屋→恵比寿→銀座→豊洲代々木上原と住む場所が変わっていくのも見どころ。

いろんな東京の街の雰囲気やお店が観られる。

 

結婚までにいろんな人と付き合うんだけど、この歴代彼氏たちはみんなタイプが違っていて、男によって恋愛模様も変わるから面白い。

・ホッとできる優しい人

・結婚しない宣言する商社マン

呉服店の主人(既婚)

・婚活でであった平凡な人(結婚→離婚)

・年下のフリーター

・港区生まれのお金持ち

などなど…。

 

23歳から40歳までの長期間の話なので、たくさんの変化があり、1人の人間の人生を一通り見た気分になった。

 

ドラマを観終わっての感想

 

自分が思っているほど他人は自分に興味ない

他人にどう思われているのかばかり気にして生きるのってキツすぎる。

ジョエル・ロブションに合う服が必要だと思い、30万近くする服をリボ払いで買ったり(結局ドタキャンされてしまう)、エレベーターが一緒になったタワマンの低層階に住む人が「高所恐怖症だから」とわざわざ理由を言ったり…。

実際のところ、街を歩いていて自分のこと見てる人なんて一人もいないし、高級レストランで安物の服を着ている人を探す人もいない。

エレベーターが一緒になった人が何階に住んでるのかなんてどうでもよくない?!

 

でも、人の目が気になるって気持ちもわかる。

自分も昔はそうだったから。

このドラマを見たことによって、そんな自分に戻らないように気を引き締めることができたし、自分に信念持って人からどう思われようが自由に生きていこうぜ〜って思った。

 

見栄や嫉妬って東京に限らずあるよね

このドラマをみると、東京って見栄と欲望が渦巻く恐ろしい街のように思えるけど、実際はそんなことないと思う。

うちは子供がいないからママ友と関わる機会がないし、近所付き合いも全くなく、出かけるのは相方だけって状況だから、ドロドロした部分が見えてないだけかもしれないけれど…。

でも、このドラマで描かれているような見栄や嫉妬って都会に限らずどこでもあるでしょ。

要は、どこに住んでいても自分がどう生きていくかが大事ってことだよね。

 

東京女子(?)になって1年

東京は便利な街だ。

週末に遊ぶところには困らないし、チェーン店はだいたいある。

電車でどこでも行けちゃうし(ディズニーランドも日帰り)、探せば自然だってある。

個性的なファッションをしていても(したことないけど)怪訝に思う人はいない。

転勤族なのでいつか離れることになるとは思うけれど、若い時に1回でも日本の中心での生活を体験できてよかった。

 

 

「東京男子図鑑」も見たのでその感想はまた今度。