ゆるーい日常

思ったことを想いのままに

ブラを変えたら体を鍛え始めた話。

「テキトーなブラジャー着けてたら将来垂れるよ。」

 

友人とどんなブラをつけているかの話になったときのことだ。

僕のブラはユニクロでサイズもテキトーに選んだノンワイヤレスブラだというと、怖い顔で言われた。

 

それから自分にあったブラを選ぶことがどんなにいいことかを力説され、そんなに言うならどんなもんか着けてみましょう!ということで、友人行きつけの店に一緒に買いに行くことになった。

 

店員さんは僕の胸を計るなりフィットしそうなブラを何着か持ってきてくれた。
「着け終わりました〜。」

と店員さんに声をかけると、試着室に入ってくるなり手の甲をブラの下に入れ、僕の胸を一瞬で寄せた。なんという早技!

 

そして鏡を見るとそこには、、、そう谷間があった。

今までみたことのなかった光景だ。

どうやら僕の胸は今まで力を隠していたらしい。

谷間に感動する僕の顔をみて、友人も満足そうだった。

 

結局、3枚で3万円分のブラを購入して帰路についた。

 

胸のシルエットはよくなったので、胸に合わせて今度はお尻のシルエットもよくしようとガードルを買った。

毎日スクワットや腹筋をすればいい話なのだが、どうしても履くだけという楽な方に流れてしまう。

 

これでヒップアップだ!と買った次の日に会社に履いて行ったのだが、なんとこれがきつすぎる。お腹をこれでもかと締め付けてくるのだ。

初日は駅のトイレで脱いでしまった。

次の日も挑戦し、電車はクリアした。

しかし、ミーティングで長時間同じ体勢で座っているとだんだん締め付けがきつくなってくる。お尻もお腹も痛い。

気分も悪くなってきてミーティングが終わると更衣室へ直行し脱ぎ捨てた。

脱ぎ捨てた瞬間の開放感は最高だった。

ああ、この開放感を味わうためにガードルを履くのもいいのかもしれない。

 

しかし、開放感に比べて我慢が割りに合わないのでガードルを履くことをやめた。

2枚も買ったのにもったいない。。。。

 

そのまま半年くらいはヒップアップを諦め、胸だけに気をつかい過ごしていると転勤が決まり引っ越すことになった。

新しい部屋は前よりは少し広くなり、出し入れしていた全身鏡は常に全身を見ることのできる状態で設置された。

 

そこで気がついた。

尻が垂れてない?

重力の思いのままにされてない?

胸が垂れないように精一杯の努力はしていたが、一番努力すべき場所は尻だったのだ。

 

近くにジムがあったので速攻で申込んだ。

週末はジムに通っている。

ヒップもアップしてきたような気がする。

 

相方も僕に巻き込まれてジムに通っている。

そして、相方の尻はめちゃくちゃ硬くなっていた。