一年前に東京に引っ越す事になり、「東京=おしゃれ=髪を染める」という頭の中で安易な計算がされ、調子こいて髪を染めた。
髪を染めたということは、黒染めしない限り染め続けなければ根本が黒くなってプリンになるわけで…。
つまり、定期的に美容室に行かねばならない…。
美容室は好きだけど苦手だ。
昔、美容師さんが鏡越しに話してくれているのに、必死に美容師さんの方向いて頷いてたな…。全然目合わなかったもんな…。
初対面の美容師さんと話すのも苦手。
隣でお客さんと美容師さんがめっちゃ盛り上がってるのに、こちら会話が続かなくて美容師さん困ってるよ〜(汗)
東京に引っ越してきて1年。
いまだに、行きつけの美容室は見つかっていない。
まあ、まだ2軒しか行ってないんだけど…。
一期一会って大切だしね。
てことで、先日、東京で3回目の美容室に行ってきた。
道に迷ってギリギリに到着するっていうファインプレーをかまし、すぐに席に案内され「荷物お預かりします」と言われ、バッグを渡した。
スマホ入ったままだ…。
気づいた時にはもう遅く、髪の毛を染めるためのクリームを塗られていた。
雑誌も一応もらったんだけどね、美容雑誌だったんですよ…。
あんまり興味がわかなくてね、一応全部に目は通したんだけど速攻で見終わってしまった。
もうそっからは、やることなくてぼーっと鏡の中の自分を見ていた。
で、ふと気になったのが、この美容師さん私のこと何歳だと思ってるんだろうってこと。
平日昼間に美容室にやってきて、薬指に指輪なし(私と相棒は普段指輪をつけていない)、マスクで口元がわからない。
そんなことを踏まえて美容師さんが私のこと自分より年上か年下のどっちだと思っているのか分析してみることにした。
やることなくて暇だし…。
まず、私の担当になった美容師さんは若い感じの男の人。
おそらく、私より年下(20代中間くらい?)
てか、マスクってほんと年齢隠すよね。いかに口元に年齢が出てるかだ。
まずは、渡された雑誌で分析してみた。
渡されたのは美容雑誌の「VoCE」。
20代から30代を対象とした雑誌だ。
幅が広すぎる。
雑誌を渡す時に、「最新号がこれしかなくって」って言っていたので、年齢で渡すものを判断したわけじゃないのかも。
このご時世なんで、あんまり話しかけてはこなかったんだよね。
その少ない会話から相手の様子を探ってみた。
最初は敬語で話しかけられた。
っていっても、「今日はどんなふうにされますか〜?」的な会話ね。
まあ、これは決まり文句だから誰にでもこんな口調なのだろう。
染料を塗っている時は、必死に雑誌を読むふりをしていたので話しかけられなかった。
染料が馴染むまで待っている間は基本的に放置なので、ボーっと鏡に映る自分を見ていた。
美容師さん、怖かっただろうな…。
で、髪の毛を流す椅子に案内されている時、初めてプライベートな質問がきた。
「その靴どこのですか?可愛いですね!」
敬語である。年上って思われてるのかな?
ちなみにこの時に履いて行った靴、旅行先で靴がびしょ濡れになり急遽ハンズマン的な店で買ったものであり、おしゃれのかけらもないものだった…。
なんか、相手がすべった感じになって申し訳なかったな。
年上って思われてんだなと結論が出たと思いきや、シャンプーが終わった後、
「分け目ってどこにしてる?」
ってまさかのタメ口!
どっちだ?年下って思ってるのか?!
それとも、年齢関係なくちょいちょいタメ口挟んでくるタイプの人なのか?!
まあ、そんなこんなで、ドライヤーしている時は、ほとんど会話はなく、終わった後に、「どうですか?」って聞かれて、
「色も髪も軽くなっていいです!」
って感想を言うと、「満足してもらえてよかった〜!」
って言われてお会計して店を後にした。
結局、会話が少なすぎて、自分が何歳だと思われているのか分からなかった。
材料不足である。
話し方で関係性が予想できちゃう日本語って面白いよね!
そういえば、美容室のカード渡されたんだけど、名前間違ってたな。
訂正する勇気もなくそのまま持って帰ってきちゃったけど。
今日から私はラブザワです。
ちなみに、私の染めたての髪を見た相棒は「なんかカツラみたい」って言ってました(泣)