映画を見てから2ヶ月くらい経ってしまったけれど
今更ながら「HOUSE OF GUCCI」の感想を書こうと思う。
公式サイトによるあらすじ
貧しい家庭出身だが野心的なパトリツィア・レッジャーニ(レディー・ガガ)は、
イタリアで最も裕福で格式高いグッチ家の後継者の一人であるマウリツィオ・グッチ
(アダム・ドライバー)をその知性と美貌で魅了し、やがて結婚する。
しかし、次第に彼女は一族の権力争いまで操り、
強大なファッションブランドを支配しようとする。
順風満帆だったふたりの結婚生活に陰りが見え始めた時、
パトリツィアは破滅的な結果を招く危険な道を歩み始める…。
引用元:https://house-of-gucci.jp/
上映時間が159分と映画としては長時間であったにもかかわらず、
全く退屈することなく集中して最後まで見終えることができた。
まず、役者の演技が素晴らしい。
それぞれに強い個性があり、全員が主人公であるかのように錯覚する。
悪女を演じるレディー・ガガも見どころだ。
前情報をあまり入れずに見に行ったので、最初はGUCCI創設の話かと思っていが、GUCCI一族のお家騒動の話であった。
さらに、これが実話というのだから驚きだ。
華やかに見える高級ブランドの裏にはこんなドロドロしたドラマがあったとは…。
レディー・ガガ演じるパトリツィアはグッチ家の後継者であるマウリツィオ・グッチと結婚し、グッチ一族の人々を懐柔してグッチを支配していこうとする。
ここで疑問に思ったのが、パトリツィアは最初からグッチが目的でマウリツィオに近づいたのか、それとも最初はただマウリツィオを愛していて途中から野心に目覚めたのか…。
私の感想としては後者ではないかと思う。
なぜなら結婚してすぐにグッチに入れたわけではないからだ。
最初はマウリツィオの父親に結婚を反対され駆け落ちし、パトリツィアの父親の会社でで働く。
その後、生まれた娘にマウリツィオの亡くなった母親の名前を付けて、父親とは和解するのだが、そこまで計算してグッチに近づいたのだとしたら、恐ろしすぎる…。
(男児が産まれていたらどうしたのだろう…)
せめて、最初は愛があったのだと信じたい。
パトリツィアがグッチ一族の人々を懐柔していく様子、
そしてどんどん悲劇へと向かっていく結末。
159分とは思えない、早いテンポでのストーリー展開。
また、レディー・ガガが着用しているグッチの服やバッグにも注目!
おすすめの1本です!